腰痛や坐骨神経痛に効果的な経穴(ツボ)として委中穴(いちゅうけつ)というツボがあります。
委中穴(いちゅうけつ)は、東洋医学で重要な経穴(ツボ)の一つで、足の太陽膀胱経に属します。このツボは、腰痛や下肢の痛み、筋肉の緊張緩和など、幅広い効果が期待されるため、特に鍼灸やマッサージの施術でよく利用されます。
Contents
腰痛に効く、委中穴とは
委中穴の位置
委中穴は、膝の裏側(膝窩)の中央に位置します。膝を曲げると、腱と腱の間に窪んだ部分があり、そこが委中穴です。
委中穴の名前の由来
「委」は「曲がる」を意味し、「中」は「中央」を示します。そのため、委中穴は「膝の曲がった部分の中央」を指します。
委中穴の効果と役割
東洋医学の観点
- 経絡を調整する
委中穴は膀胱経の重要な通り道であり、経絡の気血の流れを整えます。 - 湿熱の除去
体内の余分な湿気や熱を排出する効果があるとされています。 - 腰痛・膝痛の改善
腰部から膝、下肢にかけての痛みやこわばりを和らげます。
現代医学の観点
- 筋膜や腱の緊張を解消し、神経圧迫による痛みを軽減します
- 血流を改善し、腰や膝の筋肉の柔軟性を向上させます
腰痛に対応したツボ押しとケア方法
自分でできる簡単なマッサージ法
- 両手の親指を使い、軽く押し込むようにして円を描くようにマッサージします。
- 1回あたり3~5分を目安に心地よい圧力で行いましょう。
鍼灸による施術方法
鍼灸院では、専門家が鍼やお灸で委中穴を刺激し、深部の筋肉や神経にアプローチします。鍼やお灸を使う施術は、筋肉や経絡にアプローチでき、即効性が期待できます。
注意点や禁忌
- 妊娠中や膝周りに怪我がある場合は、専門家に相談してください。
- 強い刺激を与えすぎると逆効果になる場合があるため、適度な圧力で行いましょう。
腰痛や坐骨神経痛にお困りの方は当院へ
委中穴は、腰から下肢にかけての不調を整える重要なツボです。セルフケアや鍼灸を活用して、日常生活に取り入れることで健康維持に役立てましょう。日々のケアに取り入れることで、健康維持や症状の予防につながります。定期的なマッサージや鍼灸による施術を活用し、腎兪穴を上手に活かしていきましょう。