足三里の場所はどこ?正確な位置と見つけ方を鍼灸師が解説

足三里の詳しい位置と取穴をご紹介

「足三里(あしさんり)はどこにあるの?」「膝から指何本分?」「自分で足三里の正確な位置を見つけるにはどうすればいい?」と疑問に思ったことはありませんか。

足三里は、膝より下のすねの外側付近に位置する経穴(ツボ)です。一般的には「膝から指4本分ほど下」と説明されることも多く、セルフケアで場所を探す際の目安として知られています。

ただし、足三里の位置を正確に確認しようとすると、単純に「指4本分」と測るだけでは十分とはいえません。

人によって身体の大きさや指の幅は異なります。また、鍼灸師が足三里を取穴(しゅけつ)する場合には、膝や脛骨などの身体の目印を確認しながら、その人の身体に合わせて位置を判断します。

そのため、

「膝から指4本分=必ず足三里」

と機械的に考えるのではなく、まずは足三里がどのような位置にある経穴なのかを理解することが大切です。

この記事では、足立区・梅島の梅島鍼灸院が、足三里の場所・位置・見つけ方・取穴の考え方を鍼灸師の視点から詳しく解説します。

ご自身で足三里を探す際のポイントや、ツボ押し・お灸などのセルフケアを行う際の注意点についても紹介しますので、「足三里の場所をきちんと確認したい」という方は参考にしてください。


足三里の場所はどこ?まずは基本的な場所を確認

足三里は、東洋医学で用いられる「経穴(けいけつ)」の一つです。

一般には「ツボ」という呼び方の方がなじみがあるかもしれませんが、鍼灸では身体にある一定の部位を経穴と呼び、鍼やお灸などを行う際に用います。

足三里は左右両方の脚にあり、膝から足首へ向かう途中の下腿前外側(すねの前外側)に位置します。

「足三里はどこ?」と探している方は、まず、

膝のすぐ下ではなく、膝から少し下がったすねの外側

という大まかな位置関係をイメージすると分かりやすいでしょう。

ただし、実際の足三里の位置を確認するときには、単純に膝から下方向へ距離を測るだけではなく、膝周辺や脛骨などの身体の構造を目印にします。

膝・脛骨・足三里の位置関係
足三里は膝より下のすねの前外側に位置します。

足三里は左右どちらの脚にある?

足三里は、右脚だけ、あるいは左脚だけに存在する経穴ではありません。

左右それぞれの脚に足三里があります。

インターネットで足三里を検索すると、右脚または左脚のどちらか一方だけを使って場所を説明したイラストや写真が見つかることがあります。

これは位置を分かりやすく説明するために片側だけを示しているもので、足三里そのものは左右両側にあります。

そのため、セルフケアで足三里の位置を確認する場合も、片側だけではなく左右それぞれの位置を確認できます。

ただし、「左右のどちらを刺激すればよいのか」「両方にお灸をすればよいのか」といったことは、足三里の場所とは別の問題です。

鍼灸施術では、一つの経穴だけを機械的に選ぶのではなく、その方のお悩みや身体の状態などを確認しながら使用する経穴を検討します。

足三里は膝から指4本分の場所?

足三里について調べると、

「膝から指4本分下」

という説明を見かけることがあります。

これはセルフケアで足三里のおおよその位置を確認する方法としては、比較的分かりやすい説明です。

しかし、「指4本分」という情報だけで正確な位置を判断することには注意が必要です。

当然ですが、指の太さは人によって異なります。また、身体の大きさや骨格にも個人差があります。

さらに、足三里は「膝から真下へ指4本分」という単純な位置ではなく、すねの骨との位置関係も重要になります。

したがって、

膝から指4本分を測る

そこが必ず足三里

という探し方ではなく、

膝周辺を目安にする

おおよその高さを確認する

脛骨など身体の目印との位置関係を確認する

という考え方の方が、足三里の位置を理解しやすくなります。

「足三里」とはどのようなツボ?

この記事では「場所・位置」を中心に解説しますが、足三里そのものについても簡単に説明しておきましょう。

足三里は、東洋医学における足の陽明胃経(あしのようめいいけい)に属する経穴です。

経穴名ではST36と表記されます。

鍼灸では古くから知られている代表的な経穴の一つで、現在でもさまざまな場面で用いられています。

ただし、

「足三里だから○○に効く」

というように、一つの経穴と一つの身体のお悩みを単純に結びつけて考えるものではありません。

鍼灸施術では、その方の身体の状態を確認したうえで、足三里を使用することが適切か、他の経穴と組み合わせる必要があるかなどを検討します。

足三里の特徴や「すごい」といわれる理由、鍼灸での活用について詳しく知りたい方は、「足三里とは?場所・特徴と鍼灸での活用について」もご覧ください。

足三里の特徴や鍼灸での活用について詳しくはこちら

足三里の正確な位置を見つける方法

ここからは、足三里の位置をもう少し詳しく見ていきましょう。

鍼灸では、経穴の位置を確認することを「取穴(しゅけつ)」といいます。

「足三里は膝から指4本分」と覚えることも一つの目安ですが、実際の取穴では身体の構造を確認することが重要です。

足三里の場合には、特に、

  • 膝周辺の位置
  • 脛骨
  • すねの前外側
  • 身体の大きさに応じた距離

などを確認しながら位置を考えます。

① まず膝周辺を確認する

足三里を探すときは、いきなり「指4本分」を測るのではなく、まず膝周辺の位置を確認します。

膝の前側には膝蓋骨、いわゆる「膝のお皿」があります。

そして膝周辺には、足三里の位置を確認するときに目印となる骨の構造があります。

足三里は膝関節そのものにある経穴ではなく、そこから下腿方向へ少し下がったところにあります。

そのため、まず膝の位置を確認し、

「足三里は膝より下のすねの前外側にある」

という位置関係を把握します。

② 脛骨の位置を確認する

次に重要なのが**脛骨(けいこつ)**です。

脛骨は、一般に「すねの骨」と呼ばれている骨です。

すねの前面を触ると、硬い骨の輪郭を比較的確認しやすいと思います。

足三里は、この脛骨の真上にあるわけではありません。

脛骨の前縁からやや外側に位置する経穴として考えると、位置関係を理解しやすくなります。

つまり、「膝からどのくらい下か」という縦方向の情報だけでなく、

「すねの骨に対してどの位置にあるか」

という横方向の情報も重要です。

これが、「膝から指4本分」という説明だけでは足三里の位置を正確に理解しにくい理由の一つです。

足三里の手順に沿った位置確認
足三里は膝からの高さだけでなく、脛骨など身体の目印との位置関係も確認します

③ 指幅は「目安」として利用する

セルフケアで足三里を探す場合、指を使って距離を確認する方法は便利です。

しかし、指幅はあくまでおおよその位置を確認するための目安として考えましょう。

鍼灸では、身体の部位を一定の比率で考える「骨度法(こつどほう)」という考え方などを用いて経穴の位置を確認します。

これは、単純に「何センチ」と固定するのではなく、その人自身の身体を基準にして位置を考える方法です。

身体の大きな人と小さな人で同じ距離を測るのではなく、その人の身体に応じて位置を考えるという点が重要です。

そのため、ご自身で足三里を探す場合は、

指幅でおおよその高さを確認する

だけで終わらず、

膝や脛骨などの位置関係も確認する

という2段階で考えるとよいでしょう。


なぜ足三里の位置は分かりにくい?鍼灸師が取穴するときの考え方

足三里について調べると、「膝から指4本分」「膝のお皿から指4本下」といった説明を目にすることがあります。

こうした説明は、初めて足三里を探す方がおおよその場所を知るためには便利です。しかし、実際に自分の脚を触ってみると、「指4本分測ったけれど、結局どこなのか分からない」と感じる方もいるのではないでしょうか。

その理由の一つは、経穴の位置が単純な距離だけで決まるものではないからです。

鍼灸師が足三里を取穴するときには、「膝から何cm」という距離だけを見るのではなく、骨や筋肉など身体の構造を確認しながら位置を判断します。

セルフケアで足三里を探す場合にも、この考え方を知っておくと位置を理解しやすくなります。

理由① 身体の大きさや指の幅には個人差がある

「指4本分」という説明で最初に注意したいのが、身体の個人差です。

当然ながら、手や指の大きさは人によって異なります。脚の長さや太さ、骨格なども同じではありません。

そのため、他人の指を基準にした距離や、写真に写っている位置をそのまま自分の身体に当てはめても、同じ場所になるとは限りません。

東洋医学では、身体の部位を一定の比率で捉えて経穴の位置を考える方法があります。

つまり、経穴は「膝から○cm」のような絶対的な距離だけではなく、その人自身の身体を基準にして位置を確認することが重要なのです。

セルフケアで指幅を使う場合も、

「ここが絶対に足三里」

と決めるためではなく、

「この辺りに足三里がある」

と範囲を絞るための目安として利用するとよいでしょう。

理由② 膝からの距離だけでは横方向の位置が分からない

もう一つ重要なのが、足三里は高さだけで決まるわけではないということです。

仮に膝から下方向への距離が合っていたとしても、すねの内側・中央・外側のどこを探すのかが分からなければ、足三里の位置を確認することはできません。

そこで重要な目印になるのが、前の章でも説明した**脛骨(すねの骨)**です。

足三里は、すねの前面にある脛骨そのものの上ではなく、脛骨の前縁から外側に位置します。

したがって、

縦方向:膝からどの程度下なのか

と、

横方向:脛骨に対してどこなのか

の両方を確認することが大切です。

「指4本分」という情報だけで場所が分かりにくかった方は、すねの骨との位置関係も一緒に確認してみてください。

理由③ 「押して痛いところ=足三里」とは限らない

ツボを探す方法として、

「押して痛いところを探してください」

と説明されることがあります。

確かに身体を触ったときに、周囲とは感覚の異なる場所が見つかることはあります。

しかし、押して痛い場所が必ず足三里であるとは限りません。

すね周辺には筋肉や骨などさまざまな組織があります。運動後の筋肉の張りや、日常生活による負担などによって押したときに痛みを感じる場合もあります。

そのため、

「一番痛い場所を探す」

ことを足三里の位置確認方法にはしません。

まず膝や脛骨などの目印からおおよその位置を確認し、その周辺を無理のない強さで触れてみる、という順序で考える方が適切です。

強い痛みや腫れ、熱感などがある場合は、ツボを強く押して確認しようとせず、身体の状態に応じて医療機関への相談も検討してください。

鍼灸師は身体の目印を確認しながら取穴する

鍼灸師が足三里を使用するときも、単純に定規で距離を測って施術するわけではありません。

経穴の基準となる位置を踏まえながら、

  • 膝周辺の位置
  • 脛骨などの骨の位置
  • 筋肉との位置関係
  • その方の身体の大きさ

などを確認して取穴します。

また、実際の鍼灸施術では「足三里という有名なツボだから使う」という考え方ではなく、その方のお悩みや身体の状態などを確認したうえで、使用する経穴を検討します。

この点は、ご自身で行うツボ押しと鍼灸院で行う施術との大きな違いの一つです。


足三里を自分で押すときのポイント

足三里のおおよその位置が分かると、「自分で押してみたい」と考える方も多いと思います。

足三里を含むツボ押しは、自宅で取り入れやすいセルフケアの一つです。

ただし、強く押せば押すほどよいわけではありません。

セルフケアでは、身体に強い刺激を与えることよりも、無理なく行うことを優先してください。

まず足三里のおおよその位置を確認する

最初に、ここまで説明してきた方法で足三里の位置を確認します。

ポイントは、

  1. 膝の位置を確認する
  2. 膝から下のおおよその高さを確認する
  3. 脛骨の位置を触って確認する
  4. すねの前外側にある足三里周辺を探す

という順番です。

「指4本分」は、この中のおおよその高さを確認する目安として利用します。

最初から「押して痛い点」を探すのではなく、まず解剖学的な位置関係から範囲を絞ることがポイントです。

強く押しすぎない

足三里を押す際に、「痛いほど効きそう」と考えて強く刺激する必要はありません。

親指などを使い、身体の反応を確認しながら無理のない強さで刺激します。

特に、

  • 強い痛みがある
  • 腫れている
  • 赤みや熱感がある
  • 傷がある
  • 皮膚に異常がある

といった場所を、セルフケア目的で強く押すことは避けてください。

また、症状が強い場合や長期間続いている場合には、「足三里を押せばよい」と自己判断だけで対応し続けず、必要に応じて医療機関など専門家への相談を検討することも大切です。

左右どちらか一方にこだわる必要はない

足三里は左右両方の脚にあります。

セルフケアでは左右の足三里周辺を確認し、それぞれを無理のない範囲で刺激することができます。

ただし、

「右側を押せば胃に作用する」

「左側を押せば腰に作用する」

といったように、左右を単純に症状と結びつけて考える必要はありません。

鍼灸施術では左右差も含めて身体の状態を確認することがありますが、それはセルフケアで左右の足三里を押すこととは分けて考えます。

ツボ押しは医療の代わりではない

ここはART012で明確にしておきたいポイントです。

足三里はよく知られた経穴ですが、ツボ押しによって身体の不調すべてに対応できるわけではありません。

特に、強い痛みやしびれ、急激な症状、長く続く身体の不調などがある場合は、ツボ押しだけで様子を見続けることは避けましょう。

セルフケアはあくまで、日常生活の中で自分の身体をいたわるための選択肢の一つとして考えることが大切です。


足三里にお灸をするときの位置と注意点

足三里は、セルフケア用のお灸について調べている方にもよく知られている経穴です。

実際に「足三里 お灸」と検索して、この記事へたどり着く方もいるでしょう。

お灸を行う場合も、まず大切なのは足三里のおおよその位置を正しく確認することです。

位置が分からないまま、「この辺りだろう」と繰り返しお灸をすることはおすすめしません。

お灸をする前に足三里の位置を確認する

市販のお灸を使用する場合も、

膝からの高さ

脛骨との位置関係

の両方を確認してください。

先ほど説明したように、「膝から指4本分」という情報だけで決めるのではなく、すねの前外側という位置関係まで確認します。

足三里の場所に自信がない場合には、無理にセルフケアを行わず、鍼灸師などに位置を確認してもらう方法もあります。

熱さを我慢しない

お灸は「熱いほどよい」というものではありません。

市販のお灸を使用する場合は、必ず製品の使用方法や注意事項に従ってください。

熱さや痛みを強く感じた場合は我慢せず、使用を中止します。

また、同じ場所へ過度に刺激を繰り返すことも避けましょう。

皮膚の状態や体調によっても感じ方は変わります。

特に皮膚に異常がある場合や、熱さを感じにくい状態などでは、自己判断でのお灸を控える必要があります。


足三里の場所・位置についてよくある質問

ここからは、足三里の位置を探している方が疑問に感じやすいポイントを整理します。

Q1.足三里は膝から指何本分ですか?

一般的には、膝周辺を基準として指4本分ほど下という説明がよく使われます。

ただし、これは足三里のおおよその高さを確認するための目安です。

実際には脛骨などの身体の目印も確認して位置を考えるため、「指4本分だけ」で決めないことがポイントです。

Q2.足三里は左右どちらにありますか?

左右両方の脚にあります。

写真やイラストでは説明のため片脚だけが示されていることがありますが、足三里は左右それぞれに存在します。

Q3.押して痛い場所が足三里ですか?

必ずしもそうではありません。

筋肉の張りや身体への負担などによって、足三里とは異なる場所に圧痛を感じることもあります。

「痛いところを探す」のではなく、膝や脛骨などの位置関係から足三里のおおよその場所を確認しましょう。

Q4.「足三里」と「三里」は同じツボですか?

「三里」という言葉が足三里を指して使われることはありますが、経穴には**手三里(てさんり)**という別の経穴もあります。

そのため、経穴を明確に区別する場合には「足三里」と表現する方が分かりやすいでしょう。

Q5.足三里の場所がどうしても分からない場合は?

画像や文章を見ても位置が分かりにくい場合は、無理に一点を決める必要はありません。

特に鍼やお灸などを行う場合は、自己判断だけで刺激せず、鍼灸師などの専門家に位置を確認してもらうことも選択肢です。


足立区・梅島で足三里などのツボについて相談したい方へ

足三里は、セルフケアに関する書籍やインターネットでも紹介されることの多い経穴です。そのため、「自分でも押してみたい」「お灸をしてみたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

一方で、実際に自分の脚を触ってみると、

「膝から指4本分と書いてあるけれど場所が分からない」

「イラストと自分の脚を見比べても位置が合っているのか分からない」

「押すと痛い場所があるけれど、そこが足三里なのか分からない」

ということもあります。

ここまで説明してきたように、経穴の位置は単純に「○cm」「指○本分」という距離だけで考えるものではありません。

鍼灸では、身体の大きさや骨などの目印を確認しながら経穴を取穴します。

また、足三里の位置が分かったとしても、身体のお悩みに対して必ず足三里を使用するとは限りません。

鍼灸施術では、どこに不調を感じているのか、いつから続いているのか、どのような動作や生活場面で気になるのかなどを確認しながら、施術方針や使用する経穴を検討します。

「有名なツボだから使う」だけではない鍼灸の考え方

足三里は代表的な経穴の一つですが、鍼灸施術では一つの経穴だけですべてを考えるわけではありません。

例えば、同じように胃腸の調子が気になるという方でも、身体の状態や生活習慣、併せて感じている不調などは一人ひとり異なります。

そのため、

「この症状なら足三里」

というように機械的に経穴を決めるのではなく、身体の状態を確認したうえで使用する経穴を考えることが大切です。

これは足三里だけでなく、肩井・委中・腎兪など他の経穴についても同様です。

インターネットでツボについて調べることは、ご自身の身体に関心を持つきっかけになります。

その一方で、セルフケアだけでは対応しにくい症状や、医療機関への相談を優先した方がよい場合もあります。

身体の状態に応じて適切な選択をすることが重要です。

梅島鍼灸院では患者様のお悩みを確認して施術を検討します

足立区・梅島の梅島鍼灸院では、足三里だけに限定せず、身体の状態を確認しながら施術内容を検討しています。

鍼灸には多数の経穴があり、それぞれの経穴を単独で考えるのではなく、身体の状態や施術目的に応じて組み合わせることがあります。

「足三里の場所を知りたい」という場合でも、実際に身体に触れて位置を確認すると、文章やイラストだけでは分かりにくかった骨との位置関係などを理解しやすくなります。

また、身体に痛みや不調がある場合には、ツボの場所だけに注目するのではなく、その症状の経過や身体の状態を確認することも大切です。

強い痛みやしびれ、急激に現れた症状などがある場合には、必要に応じて医療機関への相談も検討してください。

足三里についてさらに詳しく知りたい方へ

この記事では、検索されることの多い「足三里の場所・位置・見つけ方」を中心に解説してきました。

一方、足三里については、

  • なぜ足三里という名前なのか
  • どのような経絡に属するのか
  • 鍼灸ではどのように使われるのか
  • 胃腸などとの関係はどのように考えられているのか
  • なぜ「足三里はすごい」といわれるのか

など、場所とは別の疑問もあります。

これらをすべてこの記事で詳しく扱うと、「足三里の場所を知りたい」という検索目的から内容が広がりすぎてしまいます。

そこで、足三里そのものについて詳しく知りたい方に向けて、別の記事で詳しく解説しています。

足三里の特徴や鍼灸での活用について詳しく知りたい方は、「足三里とは?場所・特徴と鍼灸での活用について」をご覧ください。


足三里は身体の目印から位置を確認してみる

足三里は、左右の脚にある代表的な経穴の一つです。

一般的には「膝から指4本分ほど下」と説明されることがありますが、これは足三里のおおよその高さを確認するための分かりやすい目安です。

実際に位置を確認するときには、指幅だけではなく、膝や脛骨など身体の目印との位置関係も確認することが大切です。

今回の記事のポイントを整理すると、

  • 足三里は膝より下のすねの前外側にある
  • 足三里は左右両方の脚にある
  • 「指4本分」は位置を探すための目安
  • 膝からの距離だけでなく脛骨との位置関係も確認する
  • 鍼灸では経穴の位置を確認することを「取穴」という
  • 「押して痛い場所=足三里」とは限らない
  • ツボ押しでは強く刺激する必要はない
  • お灸では熱さを我慢せず、製品の使用方法や注意事項を守る
  • 身体のお悩みを足三里だけで判断しない

という点が重要です。

インターネット上の写真やイラストは、足三里のおおよその位置を理解するうえで役立ちます。しかし、人によって身体の大きさや骨格は異なるため、画像とまったく同じ位置を探そうとする必要はありません。

「膝からどのくらい下か」だけではなく、
「すねの骨に対してどこにあるのか」まで確認する。

これが、足三里の位置を理解するときの大切なポイントです。

足三里をはじめとした経穴について分からないことがある場合や、身体のお悩みについて鍼灸施術を検討している方は、鍼灸師に相談することも一つの方法です。

足立区・梅島の梅島鍼灸院では、身体の状態を確認したうえで、一人ひとりに合わせた施術内容を検討しています。


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