現代社会において、スマートフォンは私たちの生活に革命をもたらしました。
手軽なコミュニケーション手段や情報の素早い入手、様々なアプリケーションによる効率的なタスク管理など、その柔軟性は計り知れません。
しかし長時間のスマホ利用が原因で、スマホ症候群やVDT症候群と呼ばれる健康上の課題も浮き上がっています。
画面に向かう時間が多くなり、目の疲れや首、肩、腰の不調が悩みの種となっています。
本記事では、スマートフォンの魅力とともに、注意が必要な健康リスクについても調べてみましょう。
Contents
スマホの使い過ぎは危険!
私たちの生活に欠かせない道具となったスマートフォン。電車のなかでも、道を歩いていても、喫茶店やカフェでもスマホをみている人をよくみかけます。スマホがあればSNS、ゲーム、ニュースなど多くのことができます。
そんな便利なスマホですが画面が小さく俯いた姿勢でそうさするため長い時間使用し続けると体に様々な悪影響があることが指摘されています。
スマホやPCなどの情報機器に関する厚生労働省のガイドラインはコチラ↓
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン-厚生労働省
スマートフォン症候群とは?
スマホの使い過ぎによって起きる諸症状の総称。
首の痛み、肩のコリ、眼精疲労、視力低下、ドライアイ、お顔のたるみなどの症状がよく相談を受けます。
他には、首・肩のコリや眼精疲労、脳疲労からくる二次的な症状として、頭痛、めまい、吐き気、不眠、自律神経失調症、倦怠感、憂鬱な気分などが挙げられる。
あなたも知らず知らずのうちにスマホ症候群になっているかもしれません。自分自身の状態について確認してみましょう。
スマートフォン症候群チェック表 | ✅ |
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1.スマホを1日1時間以上使用する | |
2.スマホを使用するときはうつむく姿勢で見ている | |
3.普段の姿勢が、猫背で巻き肩である | |
4.目が疲れてものが見づらいことがある | |
5.スマホの画面を見た後に視点を移すと眼がぼやける | |
6.肩こりが酷い、肩関節の可動域が狭い | |
7.首が凝っていて、後ろに倒すと首が痛む | |
8.よく頭痛に悩まされている | |
9.寝つきが悪く、あまり寝た気がしない | |
10.ブルーライトカットをしていない | |
合計 |
3つ以上当てはまった方は、スマホ症候群の可能性があります!
今回は、首の症状・肩の症状・眼の症状・頭の症状の4つの症状に関してそれぞれ紹介していきます。
鍼灸治療とスマホ首
ストレートネック
スマホ画面をうつむいた姿勢で長時間見続けることで、頚椎という首の骨の生理学的な湾曲がなくなっていき、頭部を首の筋肉で支える状態になってしまいます。
うつむき姿勢で首の骨が変形する?!
頚椎は、頭部の重さを支えるために緩やかなカーブで重心を保ちますが、俯いた姿勢を長く続けると、首のカーブがなくなり、周囲の筋肉に大きな負担が加わります。これが原因で首や肩、背中が凝ってきます。また頭痛などの二次的な症状の原因にもなります。
鍼灸治療とスマホ巻き肩
スマホ巻き肩
スマホを長時間同じ姿勢で使用することによって、肩甲骨が外に開いた状態が続きどんどん肩が前に入っていきます。この状態を巻き肩といい猫背の原因の1つです。
巻き肩で呼吸が浅くなる
スマホ巻き肩は、肩が前に入ることで背中が丸まります。姿勢が悪く胸が開かない状態が続くため、結果的に呼吸が浅くなります。これが原因で少しの運動でも息苦しさやだるさを感じることがあります。
ストレッチで予防しよう
スマホの使用後には、元の良い姿勢に戻すためのストレッチをして姿勢の改善と予防をしましょう。すでに癖になっている筋肉には、鍼灸治療を行い、筋肉の血流改善を行い筋肉に流れる血流を改善していきます。
鍼灸治療とスマホ眼疲れ
眼精疲労・視力低下・ドライアイ
スマホやパソコンなど長時間ディスプレイを見ることで、目が疲れる、目がかすむなど、様々な症状が出てきます。数日で治る疲れ目であれば心配は少ないですが、十分な睡眠をとっても改善が見られず症状が長引くようであれば、それは「眼精疲労」である可能性が高いです。
ブルーライトとVDT症候群
ブルーライトによって、ピント調節を主る筋肉である毛様体筋が筋疲労を起こしたり、目に入る光を減らすために瞳孔を縮める筋肉である虹彩筋が使い過ぎ状態になったりします。また涙が出にくくなりドライアイや疲れ目にも関連してきます。
長時間ディスプレイをみるVDT作業は、眼精疲労やドライアイを起こすことが知られ、「VDT症候群」とも言われています。原因は、ディスプレイにも使われているLEDから発せられるブルーライトが影響すると言われています。
※VDT: Visual Display Terminals
ーコンピューター、タブレットを用いた作業
鍼灸治療と自律神経失調症
頭痛・不眠症・憂鬱
スマホを長時間使用すると同じ姿勢を取り続けることになり、筋肉の血流が悪くなりいわゆる首コリ・肩こりの状態になります。この姿勢不良が原因で全身症状が出ることがあります。
交感神経への刺激で不眠に?!
首や肩が凝りすぎると、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が出ることがあります。交感神経への刺激が続くことで、不眠や動機といった自律神経失調症で見られる症状が現れます。悪化するとイライラや憂鬱な気分といった精神症状が出ることもあるので注意が必要です。
対処法としては、スマホの使用時間(特に連続して使用する時間)を短くし、使用後にストレッチや肩関節を回す軽運動などで血流の改善を促しましょう。また意識的に背筋を伸ばすことや背伸びをすることも有効なためこまめに行いましょう。
ひどい症状がある、首・肩のコリがツラい、頭痛やめまいがある場合は、鍼灸治療を行うことで身体の奥から治療していくことが出来るので、困ったら鍼灸治療の予約をしてみましょう。
鍼灸治療で症状改善へ
鍼灸治療の効果や有用性は他の記事でも述べた通りです。姿勢の悪さや長時間のVDT作業が現代病ともいえるスマホ症候群の原因になっています。鍼灸治療を行うことで、身体の内部から血行促進を導きます。
スマホの使い過ぎやしつこい肩こりなどにお困りの方は一度鍼灸治療を試してみてください!
梅島・西新井エリアで鍼灸をお探しの方
梅島鍼灸院では鍼灸治療、美容鍼、スポーツ鍼灸を行います。
梅島、西新井、五反野エリアから、足立区全般の患者様に多くご利用いただいています。
頭痛や腰痛、首・肩のコリや全身疲労、自律神経の乱れの治療にも有効です。
西新井・梅島エリアを含む足立区で腰痛治療をお探しの方は梅島鍼灸院にいつでもご連絡ください!